元サッカー日本代表の大津祐樹さんが、年商約300億円を掲げる会社の社長になっていた。

このニュースを見て、驚いた人も多いのではないでしょうか。

大津祐樹さんが代表を務めているのは、高級腕時計専門店「コミット銀座」を運営する株式会社コミットです。

ただし、大津祐樹さんが会社を創業し、ゼロから年商300億円まで成長させたわけではありません。

2023年までサッカー選手として活動し、2024年1月に株式会社コミットの常勤取締役へ就任。

その後、2025年11月1日付で代表取締役社長になりました。

ネットでは「なぜ元サッカー選手が社長になれたのか」「お飾りや広告塔ではないのか」という声も出ています。

一方、大津祐樹さんは現役時代から会社を経営しており、突然ビジネスを始めた人物ではありません。

会社との出会いや社長就任までの経緯、年商300億円の意味、妻の久冨慶子さんや子供について詳しく見ていきます。

大津祐樹さんはなぜ年商300億円企業の社長になれた?

大津祐樹さんが株式会社コミットの社長になれた最大の理由は、同社に入る前から経営経験を積んでいたことです。

サッカー選手を引退してから、知名度だけで社長に抜てきされたという経緯ではありません。

大津祐樹さんは2015年、酒井宏樹さんとともに子供向けのサッカースクールを始めました。

当時は現役選手が直接指導するスクールが珍しく、大きな反響があったと本人が振り返っています。

2019年には株式会社ASSISTを設立。

体育会系学生と企業をつなぐ人材事業や、アスリートのキャリア支援、サッカーイベントなどを展開してきました。

つまり、株式会社コミットの社長になる約6年前から、事業運営や組織づくりを経験していたことになります。

これまでの時系列を整理すると、次のようになります。

  • 2015年:酒井宏樹さんとサッカースクールを開始
  • 2019年:株式会社ASSISTを設立
  • 2023年3月:ASSISTと株式会社コミットがパートナーシップ契約
  • 2023年12月:プロサッカー選手を引退
  • 2024年1月:株式会社コミットの常勤取締役に就任
  • 2025年11月1日:株式会社コミットの代表取締役社長に就任

この流れを見る限り、引退直後にいきなり年商300億円企業を任されたわけではありません。

両社の提携、経営統合、約2年間の取締役経験を経て、代表取締役社長になったとみられます。

株式会社コミットは何の会社?店舗はどこにある?

株式会社コミットは、高級腕時計の販売や買取を行っている会社です。

同社が運営する「コミット銀座」は、東京都中央区銀座1丁目に店舗を構えています。

公式サイトで確認できる主な事業内容は次の通りです。

  • 新品・中古腕時計の販売
  • 高級腕時計の買取と下取り
  • 腕時計の預かり販売
  • ヴィンテージ時計の査定と販売
  • オンラインによる時計販売

取り扱っているのは、ロレックスやパテックフィリップ、オーデマピゲなどです。

数百万円から数千万円になる商品も珍しくないため、一般的な小売店とは1件当たりの取引額が大きく異なります。

株式会社コミットは2015年12月に設立され、2016年に店舗を開業しました。

現在の公式会社概要では、大津祐樹さんが代表者として掲載されています。

同名のIT企業も存在しますが、大津祐樹さんが社長を務めているのは高級腕時計を扱う株式会社コミットです。

コミット銀座の創業者と前社長は誰?

株式会社コミットの前代表として公開資料から確認できる人物は、幸田卓朗さんです。

2017年に配信された同社の発表にも、代表者名として幸田卓朗さんが記載されています。

2023年に株式会社ASSISTと提携した際も、株式会社コミット側の代表は幸田卓朗さんでした。

さらに、2024年6月の銀座1丁目への移転発表でも、幸田卓朗さんが代表取締役として掲載されています。

設立直後から長期間にわたって代表を務めていたことは確認できました。

一方、私が確認した公開資料だけでは、幸田卓朗さんが法律上の創業者なのかまでは断定できません。

そのため、「創業当初から代表を務めていた人物」と表現するのが正確でしょう。

現在の会社概要には、大津祐樹さんが代表、仲佑治さんが監査役、島幸志さんが顧問として掲載されています。

幸田卓朗さんが代表を退いた理由や現在の役職については、詳しい公式説明を確認できませんでした。

大津祐樹さんと株式会社コミットの出会いはいつ?

大津祐樹さんとコミット銀座の関係は、時計を売る側と経営者という形で始まったわけではありません。

大津祐樹さんは現役時代から腕時計が好きで、コミット銀座を客として利用していました。

その後、株式会社コミットが大津祐樹さんのスポーツ事業に協賛するなど、ビジネス上の関係へ発展します。

2023年3月には、株式会社ASSISTと株式会社コミットが正式にパートナーシップ契約を締結しました。

大津祐樹さんによると、幸田卓朗さんから一緒に仕事をしないかと誘われたことが、経営参加のきっかけだったようです。

大津祐樹さんは引退時、経営していた株式会社ASSISTの株式を株式会社コミットへ売却。

取締役としてコミットへ入り、両社の事業を近づける経営統合が行われました。

客としての出会いから、協賛、企業提携、経営統合へ進んだという流れです。

大津祐樹さんの社長就任理由は売上を伸ばしたから?

報道では、大津祐樹さんが経営陣に加わってから約2年で、株式会社コミットの年商が約120億円から約300億円へ伸びたと紹介されています。

約2.5倍という大幅な増加です。

この実績や、それまでの経営経験が評価され、代表取締役社長に就任したと説明されています。

大津祐樹さんは、顧客の需要を読み、必要なサービスを提供することを重視してきました。

高級時計事業でも、顧客満足度やリピート率、在庫の回転速度を意識していると話しています。

コミット銀座が2024年に公表した情報では、当時の在庫は常時約500本を超えていました。

販売開始から売約までの平均期間は約2週間、顧客のリピート率は80%を超えると説明されています。

ただし、これらは会社側が発表した数字です。

私が確認した限り、売上の対象期間や利益率を詳しく示した一般向けの財務資料は見当たりませんでした。

「大津祐樹さん一人の力だけで180億円増えた」とまで断定するのは避けた方がよいでしょう。

鑑定士や販売スタッフ、既存顧客、時計市場、為替なども売上を左右するためです。

お飾り社長や広告塔という噂は本当?

大津祐樹さんの社長就任には、「元日本代表の知名度を利用した広告塔ではないか」という反応も出ています。

確かに、大津祐樹さんの知名度が会社の宣伝やブランドづくりに役立っている面はあるでしょう。

実際、社長就任や家族に関する記事を通じて、コミット銀座を初めて知った人も少なくありません。

しかし、知名度を生かしていることと、お飾り社長であることは同じではありません。

大津祐樹さんは株式会社ASSISTを約7年間経営し、株式会社コミットでも約2年間取締役を経験しています。

本人も広告塔という見方を否定し、実際の経営や組織運営に深く関わっていると説明しています。

また、午前11時の開店前に出社し、深夜まで仕事をする日もあるとインタビューで語りました。

公開されている経歴を見る限り、名前だけを貸している社長とは考えにくいです。

一方で、社内の意思決定権や株式保有割合までは公表されていません。

外部から確認できる材料には限界があるため、「お飾りではない」と完全に証明されたとまでは言い切れません。

少なくとも、お飾り社長だと断定できる具体的な証拠も確認されていない状況です。

年商300億円は数字のマジックなの?

ニュースの「年商300億円」という表現に対し、数字の見せ方を疑問視する声もありました。

ここで理解しておきたいのが、年商と利益の違いです。

年商とは、会社が1年間に商品やサービスを販売して得た売上の合計です。

会社に残る利益や、社長個人の収入を表す数字ではありません。

例えば、2000万円で仕入れた時計を2200万円で販売した場合、売上として計上されるのは2200万円です。

しかし、仕入れ価格などを差し引く前の数字なので、2200万円すべてが利益になるわけではありません。

高級時計は1本当たりの価格が非常に高いため、販売本数が限られていても売上は大きくなります。

その意味では、年商300億円だけを見て会社の収益力を判断することはできません。

ただし、取引額の大きい業界だからといって、300億円という売上自体が無意味になるわけでもありません。

重要なのは、粗利益、営業利益、在庫回転率、借入金などと合わせて評価することです。

株式会社コミットは非上場企業であり、私が確認した一般公開情報では詳しい利益や負債額は分かりませんでした。

大津祐樹さんの社長としての年収はいくら?

大津祐樹さんの現在の年収は公表されていません。

年商300億円だからといって、大津祐樹さんが300億円を稼いでいるわけではありません。

代表取締役の収入は、会社から支払われる役員報酬が中心です。

株式を保有している場合は配当などを受け取る可能性もありますが、株式会社コミットの株主構成は確認できません。

株式会社ASSISTの株式をコミットへ売却したことは本人が明かしています。

しかし、その売却金額や、代わりにコミットの株式を取得したのかまでは公表されていません。

そのため、ネット上で見られる数千万円、数億円といった年収予想には確かな根拠がありません。

現段階で分かるのは、年商300億円企業の代表取締役社長を務めているという事実までです。

大津祐樹さんの現在の年齢と経歴は?

大津祐樹さんは1990年3月24日生まれです。

2026年8月現在の年齢は36歳になります。

茨城県水戸市出身で、成立学園高校を卒業しました。

2008年に柏レイソルへ入団し、プロサッカー選手としてのキャリアをスタート。

2011年にはドイツのボルシア・メンヒェングラートバッハへ移籍しました。

その後はオランダのVVVフェンロ、柏レイソル、横浜F・マリノス、ジュビロ磐田でプレーしています。

2012年のロンドンオリンピックでは3得点を挙げ、日本のベスト4入りに貢献しました。

2023年12月に、約16年間に及んだ現役生活からの引退を発表しています。

引退後に初めて経営へ進んだのではなく、現役中から会社運営を続けていた点が大津祐樹さんの特徴です。

大津祐樹さんが現役時代からビジネスを始めた理由はなぜ?

大津祐樹さんは、引退後に指導者になるという将来像を持っていませんでした。

23歳頃から株式投資を始め、日経新聞や株価を確認しながら経済を学んでいたと話しています。

海外で生活した経験から、日本企業の商品やサービスが持つ価値にも関心を深めたそうです。

大津祐樹さんは、選手引退後の仕事を「セカンドキャリア」として切り離して考えていません。

サッカー選手として活動している時期から、人生全体のキャリアをつくるという発想でした。

経営で重視しているのは、学ぶこと、行動すること、継続することです。

サッカーで培ったチームづくりや目標管理を、会社経営にも応用していると説明しています。

妻の久冨慶子さんは誰で何者?

大津祐樹さんの妻は、テレビ朝日の久冨慶子アナウンサーです。

久冨慶子さんは神奈川県出身。

横浜共立学園高校から青山学院大学社会情報学部へ進み、2012年4月にテレビ朝日へ入社しました。

これまでに「グッド!モーニング」や「やべっちF.C.」などを担当しています。

大津祐樹さんとは2018年1月1日に結婚しました。

社長の妻になった現在もテレビ朝日に在籍しており、仕事と子育てを両立しています。

大津祐樹さんと久冨慶子さんの出会いや馴れ初めは?

久冨慶子さんは「やべっちF.C.」を担当していましたが、仕事への影響を考えてサッカー選手とは交際しないつもりだったそうです。

大津祐樹さんとは、友人を含む複数人で会ったことが出会いのきっかけでした。

久冨慶子さんは大津祐樹さんを以前から好みのタイプだと感じており、会ってみようと思ったと振り返っています。

何度かグループで会った後、2人でも会うようになりました。

大津祐樹さんは交際を申し込む際、結婚を前提にしたいという意思を伝えたといいます。

久冨慶子さんも付き合う中で結婚を意識し、2018年の元日に夫婦となりました。

大津祐樹さんと久冨慶子さんの子供は何人で何歳?

大津祐樹さんと久冨慶子さんの間には、男の子が2人います。

第1子となる長男は2021年2月に誕生しました。

第2子となる次男は2025年6月に誕生しています。

2026年8月現在、長男は5歳頃、次男は1歳頃です。

大津祐樹さんは、長男がサッカースクールに入り、サッカーを始めたことも明かしています。

一方、子育てや家庭については、久冨慶子さんが中心になっていると本人が説明しました。

大津祐樹さんは妻が仕事へ集中できる環境を整えてくれていることに、感謝していると話しています。

家族写真を投稿した場所はどこ?自宅も麻布周辺なの?

久冨慶子さんは2026年8月、自身のInstagramで家族4人の夏祭り写真を公開しました。

投稿には、麻布台ヒルズや築地本願寺に足を運んだことが分かるハッシュタグが付けられています。

ただし、この投稿だけで大津祐樹さん一家の自宅が麻布周辺にあるとは判断できません。

イベントや祭りへ出かけた場所と、実際に暮らしている場所は別だからです。

一家の現在の自宅住所について、本人たちは公表していません。

子供もいるため、夏祭りの写真から生活圏や住所を推測するのは避けるべきでしょう。

家族写真が炎上気味になった理由は何?

久冨慶子さんの家族写真そのものに、大きな問題があったわけではありません。

批判的な反応が増えた背景には、ニュース記事が「年商300億円企業の社長」という肩書きを強く打ち出したことがあります。

ネット上では、主に次のような疑問が出ていました。

  • 大津祐樹さんが会社を創業したように見える
  • 年商と本人の年収が混同されやすい
  • 元サッカー選手がなぜ大企業の社長になれたのか分からない
  • 知名度を使った広告塔ではないか
  • 高級時計事業の売上構造が分かりにくい
  • 家族写真に年商を結びつける必要があるのか

家族写真よりも、記事タイトルの見せ方に反発した人が多かったとみられます。

大津祐樹さんや久冨慶子さんが、自分たちで年収を見せつけたわけではありません。

企業の公式サイトは年商300億円という表現を使用していますが、久冨慶子さんの投稿本文は子供との夏祭りの思い出が中心です。

そのため、家族写真を投稿したこと自体を不祥事や炎上行為のように扱うのは適切ではないでしょう。

大津祐樹さんと久冨慶子さんのInstagramやXは?

大津祐樹さんはXとInstagramで情報を発信しています。

  • X:yukiotsu23
  • Instagram:o2yuki
  • 久冨慶子さんのInstagram:keiko0hisatomi
  • コミット銀座のInstagram:commit_official
  • コミット銀座のX:commitginza

大津祐樹さんのSNSでは、会社経営やサッカー、家族に関する投稿が確認できます。

久冨慶子さんのInstagramでは、アナウンサーとしての仕事や子育て、家族で過ごす様子が紹介されています。

大津祐樹さんの社長就任と年商300億円について分かったこと

大津祐樹さんは、株式会社コミットの創業者ではありません。

確認できる前代表は幸田卓朗さんで、2017年から2024年までの会社発表に代表者として掲載されていました。

大津祐樹さんは客としてコミット銀座と出会い、協賛や企業提携を経て経営へ参加しています。

2024年1月に常勤取締役となり、2025年11月1日に代表取締役社長へ就任しました。

現役時代から株式会社ASSISTを経営していたため、サッカーしか経験していない人物が突然社長になったわけではありません。

約120億円から約300億円への売上増加が報じられていますが、詳細な利益や株主構成、本人の年収は非公表です。

年商300億円は会社の売上であり、大津祐樹さん個人の収入ではない点にも注意が必要でしょう。

広告塔としての効果があることは否定できませんが、お飾り社長だと決めつけられる証拠はありません。

社長就任までの流れを見ると、企業提携と経営統合、取締役としての実務経験を積み上げた結果とみられます。